【美容師向け】ハホニコトリートメントとは？
ハホニコって？
ハホニコというヘアケアメーカーはヘアサロン専売品を主としているメーカーで本社は大阪にあり、元々はプロテックスジャパンという製造販売の会社が自社ブランドとして作ったのがハホニコになります。このプロテックスジャパンは最近だとドラックストアなどに売っているBOTANISTのヘアオイルを作っていたり美容室のOEM商品（美容室のオリジナル商品）などをつくっていたりと身近にある化粧品などを製造している会社になります。
このハホニコは社長の酒井良明という元美容師が美容師目線でよりお客様に喜んでもらえる商品を言うことで、作られたメーカーになります。
ブランド名の【ハホニコ】は
ハッとして
ホッとして
ニコッとしてもらえる商品をということで作られた造語になります。
なので商品名もブランドロゴも大阪らしさがあり少し面白い名前が多いのです。
そんなハホニコの1番最初の商品はなんと縮毛矯正の薬剤なのです。
当時縮毛矯正というとシャキーンと真っ直ぐ伸びすぎるし髪の毛の傷みは激しいというような縮毛矯正剤しかなかったので社長の酒井良明が髪の毛に優しく綺麗なストレートになる縮毛矯正の薬剤を作り販売したのです。
その当時はとても画期的なストレート剤でした。
しかし、ハホニコは縮毛矯正剤だけではありません。
ハホニコはストレート剤、パーマ液、カラー剤、シャンプー剤、ヘッドスパ商品など多岐にわたります。
そんなハホニコは現在、沢山の美容室で使われていますが、そのメインの商品はサロン専売品のトリートメントになります。
現在ではハホニコ＝トリートメントメーカーという認識になるほどハホニコのトリートメントは凄い評判がいいのです。
そんなハホニコのトリートメントはホットペッパービューティーなどでサロン探しをしていると色んなサロンでハホニコトリートメントという名前で呼ばれています。
しかし、このハホニコトリートメントというのは正式名称ではありません。
現在世間一般で言われているハホニコトリートメントというのは
ザ・ラメラメトリートメント
というハホニコの商品になります。
このラメラメトリートメントは髪の毛の中のCMCという髪の毛接着剤の役割をしている組織を再現するように作られており、
なおかつ疎水反応という独自の反応を髪の毛の中でする事でトリートメントのもちを従来のトリートメントとは比較にならないほど長持ちさせてくれるトリートメントなのです。
ハホニコトリートメント
このラメラメトリートメントは３ステップのトリートメントになります。
ラメラメトリートメントは髪の毛の接着剤の役割をしているCMCという組織を完璧に再現してくれるトリートメントなのです。このCMCは水分・タンパク質・油分で構成されています。
このCMCがダメージにより損傷することで髪の毛はキューティクルの剥離やコルテックスが剥き出しになることで枝毛の原因になります。それだけではなく、このCMCはヘアカラーの染料の定着する場所でもあるのです。なのでこのCMCが髪の毛に少ない状態だとどんなにヘアカラーをしても退色するのが早くなります。ヘアカラーの色抜けが早いと嘆く人は髪の毛のCMCがダメージしてるからかもしれません。
よってこのCMCという接着剤をケアすることで髪の毛は従来の状態に戻してくれるだけではなくカラーなどの色もちなどもよくなるのです。
そんな髪の毛の中でとても重要なCMCを復活させてくれるラメラメトリートメントのもうひとつの特長は疎水反応型トリートメントという点です。この疎水反応とは髪の毛の中にはいる時は入りやすい状態で髪の毛中にはいると外に逃げづらいようになっているという処方がされているトリートメントでそれによりハホニコトリートメントはもちが良く髪の毛本来のハリコシやしっかりとした弾力まで再現してくれ多くの人を感動させているのです。
ラメラメNo.１
ラメラメトリートメントの1番は髪の毛に必要な水分を補う役割をしています。このNo.1はクリーム状になっており魚から採れるマリンコラーゲンが配合されておりそれにより髪の毛の中に水分を補給してくれるのです。このトリートメントはよく櫛でとかすコーミングをしっかりとしてから手で握りこむようにすることでより一層髪の毛の中に栄養分を浸透させることができます。このNo.1は毎日使うデイリー用としても使えるのです。No.1 2 3 はサロンなどでやる特別なヘアケアとして短くても週一くらいで良いのですが、そのほかの毎日使うトリートメントとしてもこのNo.1は良いのです。これは少し軽い仕上がりになるのでベタつくこともなく軽重なトリートメントとしてもデイリーヘアとしてもベストといえるでしょう。使用目安はミディアムで9プッシュになります。
ラメラメNo.２
ラメラメトリートメントの2番は髪の毛に必要なタンパク質を補う役割をしています。このNo.2はリキッド・液体でスプレータイプのトリートメントになっています。このトリートメントは髪の毛の主成分であるケラチンタンパク質が配合されているので髪の毛本来のハリコシやしなやかさなどを取り戻してくれるトリートメントになります。しかしこのNo.2は単品使いだとあまり効果はなく、この後のNo.3と重ねづけすることで最高のパフォーマンスを発揮します。使用目安はミディアムで12プッシュになります。
ラメラメNo.３
ラメラメトリートメントの3番は髪の毛に必要な油分を補う役割をしています。このNo.3もNo.1同様にクリームタイプのトリートメントになっています。このNo.3はセラミドが配合されており髪の毛の中にセラミド＝脂質を補給してくれます。このNo.3もNo.1同様にしっかりとコーミングした後に握りこみをして髪の毛の中に栄養分を浸透させます。使用目安はミディアムで9プッシュになります。
ハホニコトリートメントの行程
手順としては先ずはシャンプーをしてから
髪の毛を軽くタオルで水気をとってからラメラメNo.1を毛先中心につけコーミング&揉み込みをしてからしっかりと流してから
今度はタオルでしっかりとタオルドライをしてからラメラメNo.2をつけコーミングしたらそのままラメラメNo.3を重ねてつけてコーミング&握り込みをしてから5分ほど置いてから流します。（ヘアサロンではこの5分放置の間にドライヤーを温風・冷風の順にあて、より中に浸透させていきます。）
適当に３ステップトリートメントをつけるのではなく、しっかりとタオルドライなどをすることで本当のハホニコトリートメントの効果を発揮するのです。
ハホニコトリートメントの功績
このラメラメトリートメントは美容室でトリートメントをするという概念がない20年ほど前に発売され、その絶対的な効果から競合他社のヘアケアメーカーも類似品を出すほどになり美容室ではサロントリートメントをするという新しい文化を作ったと言っても過言ではないヘアケアメーカーがこのハホニコなのです。
そんなハホニコのラメラメトリートメントはこの現在でも沢山の美容室で愛されて使われているのです。
ラメラメトリートメントはパッケージは変われど中身は変わらず現在も多くの美容室で使われているのです。
そんな昔のトリートメントが？という風に思う方がいると思いますが、現在出ている新しいトリートメントでもこのラメラメトリートメントには勝てないというのが多くの美容師さんの認識でもあるのです。
だからこの美容業界で。流行り廃りが激しい。5年売れ続ければ凄いと言われるこの美容業界で未だに売れ続けているハホニコのラメラメトリートメント、ハホニコトリートメントは奇跡のトリートメントと言われているのです。
是非、まだハホニコトリートメントをしたことがないという美容師さん、お客さんは体験してみてはいかがでしょうか？
本当のハホニコトリートメントは8ステップ
上記でラメラメトリートメントは３ステップと言いましたが、本当の意味でのラメラメトリートメントはラメラメ1.2.3を使えばいいというのではないのです。ラメラメトリートメントにはプレシャンプー剤・アフターシャンプー剤・アフタートリートメント2種・アウトバストリートメントもあるのです。
このすべてのアイテムを使うことで髪の毛が本来のあるべき姿に近づくのです。
なので本当のハホニコトリートメントは８ステップトリートメントなのです。
誰もが感動感激する８ステップのハホニコトリートメントのアイテムです。
ラメイヘアクレンジング
このラメイヘアクレンジングというシャンプーは界面活性剤という洗浄成分がベタインという砂糖大根から採れる成分でできており汚れをとるだけではなく髪の毛に保湿をしてくれる効果のあるシャンプー剤なのです。この保湿効果のあるシャンプーで洗ってからラメラメNo.1を塗布することでラメラメNo.1の水分保湿が格段にアップするのです。このラメイヘアクレンジングは他にヘマチンという成分が配合されており、このヘマチンは薬害除去や酸化促進など髪の毛に残留している髪に良くない成分を除去してくれる効果があるのです。なのでこのラメイヘアクレンジングはラメラメトリートメントをする前のプレシャンプー剤としてベストなシャンプーなのです。
毎日のデイリーシャンプーとしてもカラーなどのダメージがある髪の毛には最適なシャンプーなのです。
このラメイヘアクレンジングの名前の由来はハホニコ社長の酒井良明の名前『良明』を音読みすると『ラメイ』ですね。そこからラメイヘアクレンジングという名前になっているのです。そしてこのラメイヘアクレンジングはハホニコのシャンプー剤としては最初に発売された商品になります。
ディスデモカシャンプー
ディスデモカシャンプーは先ほどのラメイヘアクレンジングとはコンセプトが違い汚れを落とすというよりもシャンプーで髪の毛を修復するというようなシャンプー剤です。先ず何よりもディスデモカシャンプーの界面活性剤はシルクからできており、このシルクは髪の毛がダメージするとできてしまうダメージホールという穴を埋めてくれる効果がありシャンプーをすればするほど髪が修復していくのです。なのでこのディスデモカシャンプーを泡立てると傷んでいる髪の毛にはディスデモカシャンプーの泡がどんどん吸い込んでいくのです。逆に全く傷んでいない髪には泡が吸い込んでいかないというシャンプーの泡が髪の毛を修復するという商品になります。このディスデモカシャンプーはラメラメNo.1 2 3 をした後にディスデモカシャンプーでしっかりと泡だててコーミングし髪の毛全体に泡がいきわたるようにしてから流すことでラメラメNo.1 2 3 でついた余計な油分を落としつつ髪の毛の補修をするというアフターシャンプーなのです。ご自宅では毎日使うデイリータイプのシャンプーではなく週に一度くらいのペースで使うスペシャルシャンプーというようなシャンプー剤になります。シャンプーの泡で補修するという画期的なシャンプーなのです。
このディスデモカシャンプーの名前の由来は『ディスデモカ』⇨『this デモカ』⇨『これ デモカ』⇨『これでもか』
これでもかというくらいシルクが配合されているシャンプーということでディスデモカシャンプーという名前になっているようです。
プロトメントトリートメント
このプロトメントトリートメントはノンシリコンでできておりヘマチンが配合していて、薬害除去効果もあり、なおかつヒアルロン酸やスクワラン配合により保湿力の高いトリートメントになってます。プロトメントトリートメントは内部作用型トリートメントで何層に重なっているキューティクルの内部を補修してくれるトリートメントになっています。サラサラとして質感でデイリー用のトリートメントとしてもとても優秀な商品です。ラメラメNo.1 2 3 ディスデモカの後に使うトリートメントになります。
ビッツルトリートメント
ビッツルトリートメントは外部作用型トリートメントで髪の毛に皮膜をつくります。乾燥などから髪を守るようにフッ素コートのようにキューティクルの外側をコーティングをします。形状はホンブリンという成分を使っているのでスライスのようにぷるっとしているので手でしっかりと馴染ませてから髪の毛に塗布していきます。ビッツルトリートメントはプロトメントトリートメントの後に使用していきます。
名前の由来は『ビッツル』＝『びっくりするほどツルツル』です。実際に使用してみると本当にびっくりするほどツルツルになります。しかしフッ素コーティングの効果があるのでデイリー用ではなく、1週間に1回程度の使用頻度がベストではないでしょうか。
ジュウロクユ
ジュウロクユ＝16油はアウトバストリートメントになります。最後にドライヤー前につける流さないトリートメントオイルでヒーティング対応のオイルトリートメントで16種類の天然由来成分が配合されており、なおかつこの16油には18MEAが配合されているのです。この18MEAとは健康な髪の毛＝ヴァージン毛のキューティクルの1番外側の最外脂質層というもので健康な髪には本来あるべき組織になります。それがジュウロクユには配合されているのです。
質感はオイルトリートメントなのでシットリしますがベタつくことなく軽さもありドライヤーの熱などからも髪の毛を守ってくれるという商品になります。使用量はロングヘアでも濡れた状態でワンプッシュで十分な使用量になります。
名前の由来は当時流行っていた飲料メーカーが発売していた『十六茶』というお茶の商品名からとって『ジュウロクユ』という商品名にしたようです。
８ステップトリートメントの役割
ラメイヘアクレンジング＝保湿&ラメラメの吸着アップ
ラメラメNo.1 2 3＝髪の毛内部の補修
ディスデモカシャンプー＝ダメージホールの補修
プロトメントトリートメント＝キューティクル内部補修
ビッツルトリートメント＝キューティクル外部補修
ジュウロクユ＝18MEAの再構築とヒーティング効果
この8アイテムをすることでダメージした髪がダメージする前の本来あるべき髪の毛状態に戻すことを目的としたシステムトリートメントこそ本当のハホニコトリートメントなのです。
８ステップハホニコトリートメントの行程
１ ラメイヘアクレンジングでシャンプー
（シャンプー後、軽くタオルドライ）
２ ラメラメNo.1を毛先を中心に塗布
（しっかりコーミング&握り込み後お流ししてから、しっかりとタオルドライ）
３ ラメラメNo.2 を毛先中心に塗布
４ ラメラメNo.３を毛先中心に重ねづけ
（しっかりコーミング&握り込み後お流し）
５ ディスデモカシャンプーで泡だてる
（ディスデモカの泡をコーミングして髪全体にいきわたらせた後お流し）
６ プロトメントトリートメントを髪の毛全体に少量塗布
（しっかりコーミングして全体にいきわたるようにしますお流しはしません）
７ ビッツルトリートメントを毛先に塗布
（しっかりコーミング&握り込み後お流し）
８ ジュウロクユをワンプッシュつけコーミングし、ドライヤーでブローして完成です。
この8アイテム、８ステップの行程をすることでハホニコが求める本当のハホニコトリートメントになるのです。
こんなにも商品に想いが詰まっている奇跡のトリートメント・ハホニコトリートメント。美容師さんやお客さんも是非手で触れてみて、ハッとしてホッとしてニコッとなってみてはいかがでしょうか。
